「しおいり通信」を熱心に読んでくださっている方と偶然お会いした話
しばらく間をあけてしまいました。
寒い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
思わぬ場所で「読者」との出会い
近所の集落を一軒ずつ訪ね、お話を伺う活動を続けています。先日、あるお宅を伺った際、嬉しい驚きがありました。なんと、この「しおいり通信」を読んでくださっている方と巡り合ったのです。
農業関連の用務で最近ご縁をいただいたばかりの方なのですが、私の発信に深く共感してくださっており、「ぜひ応援したい」と満面の笑みで迎えてくださいました。 驚いたことに、その方も私に「もっとリーフレットを預かりたい」と連絡をとろうとした矢先だったとのこと。あまりに嬉しいタイミングの良さに、二人で顔を見合わせて驚いてしまいました。
小説『独鈷山』 映画化への情熱
小説「独鈷山」という作品をご存知でしょうか。西塩田、東前山のご出身である黒坂正文さん(コカリナ奏者・黒坂黒太郎さん)の著書で、私たちの住む西塩田の、少年たちの暮らしを鮮明に描いた作品です。正直に白状しますと、実は、この本を実際に購入し、読み始めたのはつい最近のことです。いま、この作品を映画化するプロジェクトが進行しており、この「しおいり通信」の熱心な読者の方は、このプロジェクトを中心で支える仕掛け人の方だったのです。
嬉しい再会と、心揺さぶる音色
この出会いには、さらに驚く続きがありました。 週末に参加した「上田郷友会」の月例会。会場へ着くと、そこにはその「仕掛け人」の方の姿がありました。手には私のリーフレットを持って。
すごくびっくりしてしまったのですが、今回の月例会の講師は小説「独鈷山」の著者で、オカリナ奏者の黒坂黒太郎さんであったことを私はすっかり忘れていたのです。

「コカリナ」は、自然の木から削り出して作られます。長野オリンピックの会場整備に伴い伐採された木からコカリナを製作し、オリンピック表彰式で児童とともに演奏されたことで一躍有名となりました。他には、火災で消失した小学校の焼け残りから作られたコカリナ、戦争が終わったことを知らぬまま元兵士が2年も樹上で生活したガジュマルの木から作られたコカリナ、さまざまな経緯をもったコカリナのお話を聞かせていただきました。
平和のコカリナ。平和を語り継ぐ貴重なツール。
特に心に響いたのは、広島で原爆の火に焼かれながらも生き抜いた木から作られた、「被爆樹コカリナ」の音色です。木が記憶する歴史を奏でるようなその澄んだ響きは、静かに、しかし力強く平和の尊さを訴えかけてくるようでした。
私はこれまで、遺族会の活動や招魂社での務めを通じて、戦争の記憶を風化させず、平和への願いを次世代へ語り継ぐことの大切さを感じてきました。西塩田の風景を描く映画化プロジェクトの話から、平和を願うコカリナの調べに触れたことで、改めて自分の使命を再確認いたしました。この美しい西塩田の暮らしを守り、平和を語り継いでいくために、今の活動をより一層、力強く続けていく決意です。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

















