【マニラ17日共同】フィリピン中部の南レイテ州(レイテ島)セントバーナード付近で17日午前9時(日本時間同10時)ごろ、豪雨で大規模な地滑りが発生、住宅や小学校など多数が土砂に埋まり、一つの村全体がほぼ壊滅状態になった。レリアス州知事は民放テレビ局ABS−CBNに23人の遺体を収容したと発言。だが、国防省当局者は2千数百人が死亡したとみられるとしており、犠牲者はさらに増える見通し。
レイテ島周辺やミンダナオ島では2週間ほど雨が降り続いており、降水量は計500ミリに達し、2月の月間平均降水量の100ミリを大幅に超えていた。現場一帯も地盤が緩んでいたとみられる。
紙面に解説が載っていたけど、これは自然災害ではないみたいです。
地盤の緩み。その原因は、過剰な森林の伐採にあると伝えられています。
貧しい人々は、今を生きるために木材を切り出します。そのほとんどが、違法伐採。業者が役人にわいろを渡し、違法がまかりとおっているんだそうです。
そして、その違法に伐採された木材は、我が国でも消費されます。コスト追究とグローバル化のツケは、遠くフィリピンまでまわっているのです。その責任が我が国にもあることを、これを読んでるみなさんにも知ってもらえたら、と思います。
中学時代の同級生、加藤君はこの問題の専門家。
いま、飯田に住んで国会議員をめざしてます。
加藤君のウェブサイト
レイテ地滑り:違法伐採対策で日本はイニシアティブを
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