未曾有のポンド安に、ついに会社の人からも「去年の7月にトムがイギリスに来てから天気も景気もおかしくなった」と言われてしまう始末。そりゃないよ〜、と言いたいところだけど、いつも自信なさげな英語を話すから消極的に見えてしまうんだろうか。新大統領の演説を聞いてると、よーし、僕もがんばっちゃうよ、って市民に力も沸いてくるもんです。あとは、ひとりひとりの気持ち次第。V字回復だって夢じゃないのだ。世界に広げよう笑顔の輪!
(へらへらじゃないよ、にこにこだよ。)
7:25 ベイクドビーンズ大杉
12:35 アラビアーン
17:57 手抜き料理の日は、それだけちゃんと英語の勉強してるってことで。
月別: 2009年1月
今日のごはん
スケジュール 1/19〜25
1/19 月
1/20 火
1/21 水 英会話 音楽隊
1/22 木
1/23 金 スイミング
1/24 土
1/25 日 ローカル探訪
予定がないと何もせずゴロゴロしてしまいがちなので、
今週はこんな感じのスケジュールにしてみました。
イギリスでの暮らしも、残り20週間くらいしかないんですよね。
今日のごはん
クトゥビーヤ・モスクとマラケシュの夜景
マラケシュのランドマーク、クトゥビーヤ・モスクは高さ69メートル。空港からも見ることができます。
フナ広場から
夜のライトアップ
そうそう、夜の交差点は特に危険です。横断歩道いえども信号は目安に過ぎず、歩行者はクルマやバイクの流れを妨げぬよう、最新の注意を払う必要があるようです。
物乞いが多かったり、またカメラを構えていると何やら声をかけられたりと、夜の一人歩きにはそれなりの緊張が必要です。これはどこの国でも同じことですけどね。
それにしても、この国の人たちは外国語をほんとうによく勉強している様子を感じました。アラビア語とフランス語のほか、英語も多くのお店で通用するようです。ドライバーのハキムさんはドイツ語、街のファストフードで知り合ったユサフくんはスペイン語が得意だって言ってました。
屋台のお兄ちゃんたちは「ちょっと、ちょっとちょっと」と言って気を引いてくるし、外国語を話せることが仕事、そして生きることにつながるから、必死で勉強しているんでしょう。そんな点からも、ずいぶんと刺激を受けて帰ってきました。
マラケシュ郊外にて
モロッコのお金と、幾何学模様。
モロッコの通貨はディルハム。3000ディルハムおろして、ちょうど使い切ってきました。
それはそうと、マラケシュで見たタイル細工の幾何学模様にはびっくりしてきました。
こんな感じの眺めて「すげー」と思った横で、
職人さんがひとつひとつタイルを刻んでいました。
チップを払うの覚悟の上で、近寄って撮影。チップを置いて、また帰り際に声をかけたら、こっち来いって…。彼は僕のポケットに無理矢理タイルを入れようとするんだけど、やばい、押し売りだ、と勝手に解釈した僕は執拗に断る…。だが、彼もあきらめない。「シーッ!」と口に手を当てて、黙るように言う。どうやらボスのいない隙に、おみやげを僕に渡したかったみたい。
そしてそのタイルは、いま僕の手元にあります。
申し遅れましたが、ここはメディナ名所のひとつ、サーディアン墓地というところ。この隣の部屋には…
息をのむような精緻な模様がびっしり。ずっと眺めていたいけど、間口が狭いので次のツーリストさんたちに場所を譲らなければならず、何度か列に並び直して見てきました。
続いてはバイア宮殿へ。
ここもまた、タイルの幾何学模様がびっしり。
19世紀に贅沢の粋を集めて建てられたというだけあり、歩を進めるごと異なる美しさをゆっくり楽しむことができるようになっているように感じました。
中庭のガーデンにはオレンジやバナナの木も。
室内の装飾も、ちょっと限度を超えちゃってる感じがするほどすごい。
向こう側の景色も込みでデザインされてるんだなぁ。
ここまで来ると、もう何が何だか…て感じです。アメーズィン!
ステンドグラスを通しての光、また天窓から差し込む光には、神々しさまで感じました。
マラケシュ散歩
そもそもモロッコへはスキーが目的で行ったので、マラケシュがどんな街なのかは何も知りませんでした。僕にとって初めてのイスラム圏。祈りを捧げる人々の姿、朝晩にはどこからか大音量で流されるコーラン、もちろんテレビからも。そのテレビでは、今まで見たことがないほど詳細にガザでの戦況分析が繰り返し放送され、ここも紛争当事国のひとつであることを実感しました。
マラケシュには旧市街の「メディナ」と新市街の「ゲリス」があり、今回のホテルはそのちょうど中間。幹線道路はよく整備され、このようにラウンドアバウトの中心には噴水も。バスは4DHと激安だけど、乗りたいバスがすし詰めだったり、またタクシーは苦手な運賃ネゴが必要なので、ひたすら歩いて回りました。
ここでも原付が人気のよう。どうやら自転車と同じ扱いらしく、登録は必要ないみたい。
ヤマハのメイトに似てるけど、これはヤマザキ。他にヤマモトもあり。
そのヤマモトがホンダと一緒になって、ホンモト。もはや何がホンモノだかわからなくなってます。
シティーウォールの内側、旧市街「メディナ」は街全体が文化遺産なんだそうです。
カメラを向けられることが嫌がられたり、または被写体として金銭を要求されるという話を聞いていたので、写真を撮るにはけっこう神経使いました。
スークの中はまるで迷路のよう。何度同じところを歩いてしまったか。途中、いいなと思ったお店を見かけたら、地図にちゃんとマークでもしておかない限り、まず戻っては来られません。
夜のマーケットや大道芸人が有名なフナ広場。ヘビ使いのおじさんとかにカメラを向けた場合の相場は不明。一緒の写真に収まろうという希望でも無い限り、1枚2DHくらいで売ってる絵はがきを買った方が気持ち的にラクです。
日差しが強いようにも見えますが、気温はそれほど上がりませんでした。夏は暑くて居られたもんじゃないそうです。
景気はどうなのかとドライバーさんに聞いてみましたが、すこぶる良好とのこと。観光立国だから心配していない、とも言っており、おいおい大丈夫かよ、と、こっちが心配しちゃいました。
マラケシュのねこちゃんたち
お誕生日会のこと。
There were exactly 40 guests! What an absolutely fantastic atmosphere!
昨夜のお誕生日会。いま改めてゲストを数えてみたら、ちょうど40人の方に来ていただけました。中には近くにお住まいの日本人、さらに某ライバルメーカーの駐在員さんも。お掃除おばさんも見違えるような黒ドレスの装いで登場。カラオケとBGMにDJの方を頼んであったんですが、こんな立派な照明までセッティングしてくれ、すごく特別な空間を演出してくれました。
いつのも仲間がプレゼントしてくれた特製Tシャツを着て大喜びしてるの図。胸に書いてある「Owamya?」というのは地元の方言で「How are you?」のこと。僕はカラオケもスピーチも大失敗してしまったけれど、ゲストの方みんな楽しんでくれたようで、僕もうれしかったです。カラオケとスピーチはお別れ会でリベンジしよう。
パーティー用の小物セットはこんな感じでお店に並んでます。風船へのヘリウムはレジで入れてもらいます。
これはコンフェティと言って、パーティーのときテーブルに散りばめておく小物です。このほか、紙ナプキンもすべて「40」仕様。こういうものがこの国にはとても充実しております。
プレゼントは持ってこなくても良いですよ、って言おうと思ったんだけど、失礼になるかも、と思って成り行きに任せたのですが、予想どおり恐ろしい量のスコッチ・ウイスキーやワインを頂戴してしまいました。ふだんあまり晩酌しないから、たぶん帰るまで飲みきれないだろうなぁ。しかしこれだけ「40」のカードがあって、一枚もカブっていないとは、いかにラインナップが充実してるかってことですよね。
みんな僕の喜びそうな物を考えてくれていて、イギリスの旅行ガイド、ウイスキー用のスキットル(名前入り!!)、あと日本人の方からはわさび漬けやこんにゃく、さらに信州名物、桜井甘精堂の栗ようかんまで…。ほんとうにありがとうございます。
10:10 お誕生日ケーキ
11:04 温サラダ
16:09 食欲がなく、軽くそばでもと思ったんだけど、使いかけのトマト缶と肉が余っていたので、よくわからないものを作ってしまった。こう見えて、味付けのベースはそばつゆ。
20:11 早速、いただいたわさび漬けとワインで一杯。このツーンと来る感じがたまらんですね。