かねてから「木曽に怪しいカレー屋がある」との情報があったが、なかなか行く機会に恵まれなかった。 今回、上田営業所K氏の同行により、念願がかなったので報告する。
上松町、国道19号線を名古屋に向かい、右側を注意してほしい。 クルマが何台か停車できる路肩の付近に、このような「ホッタテ小屋」が見えるだろう。 これこそ、ツーリングライダーの間ではカナリ有名らしい「木曽のカレー専門店」である。
初めての客をまるで寄せ付けないようなたたずまい。 窓という窓、すべてに張り紙がされており、店内の様子をうかがうことはできない。 軒先に吊るされる裸電球が「営業中」を示すとのことであったが、電気代節約のため、その裸電球も撤去されてしまったとのことだ。
恐る恐る店に入ると、このオバちゃんが親しげに迎え入れてくれた。 奥の厨房にはコック帽をかぶったおやじ。 サイトによってはいろいろな名前で紹介されているが、電話帳に掲載されている「かけはし食堂」というのが本名であるらしい。
メニューはこのように、模造紙に書かれた巨大なものだ。 たまたま「発掘!あるある大事典」で「大豆のカレー」を紹介した直後であったので、ここは迷わず「大豆のカレー」の「やや辛」をチョイス。 ちなみに、インドのチィバ大学薬学部、モフォンマッド・イドゥルシ医学博士によれば、「インドでは古くから習慣になっていますが、ウコンと豆を一緒に食べることで、肥満を抑制する効果が期待できます。」とのこと。 今の俺にはピッタリだ。
注文の品が供されるまでの間、店内の様子を観察してみた。 たいへん興味深い掲示物が壁と天井を埋め尽くしているので、まったく退屈することはない。
店主によれば、これらは常連客が貼っていくものらしい。 ただし、店主のセンスに合わないものはすぐはがされてしまうとのことで、 天井には選外品のはがされた跡が無数に残されている。
これは店主の筆による格言と思われる。 三重丸が店主のお気に入り度をよく示している。
さりげなく、かつての同業者を風刺している。微妙なひとことだ。
さて、肝心のお味のほうだが・・・、これまた微妙なところだ。 本場英国風カレーというものが俺にはよく判らないので、コメントは差し控えさせていただく。
※「やや辛」(900円)をオーダーしたのに、出されたのは「うま辛」(800円)であった。
ちなみに、我々はお昼のゴールデンタイム、11:45頃に入店し、13:00頃まで1時間以上この店に滞在していたが、その間、客は我々だけであった。 おかげで、オバちゃんの絶え間ない世間話という最高のもてなしを、我々二人だけで受けるという幸運に恵まれた。 同行のK氏は、「800円で一時間以上もママのサービスが受けられるんだから安いもんだ。」とご満悦であった。
関連サイト
発掘!あるある大事典・・・大豆のカレーに関するウンチク。
どうやらやメニューや謎の文章群は頻繁に変更されているらしい。
グーグル検索の結果から・・・
とある女性ライダーのツーレポより。2000年5月と1999年5月のようす。
とある男性ライダーのツーレポより、写真ページ。2003年7月5日。
これは比較的新しい、2003年11月2日のようす。
この人も恐る恐る店に入ったクチらしい。とある男性ライダー2003年5月10日。
なんと!掲示物は1枚100円らしい!という情報が。2003年6月29日。
※こちらのサイトはけっこうおもしろいので、トップページにリンクしてます。ツーレポから木曽路へ入ってね。
みなさん、やはり目的地はココのカレー屋みたいですな。
横浜にいる息子がかけはし食堂がのってるよと言うのでびっくりしました私はその近くにすんでますが私が小学生のころはそこはカレーハウスと言う名前でおしゃれなレストランで味もシェフが作るカレーと言う感じでライスもバターライスでした30年の間になにがあったのでしょう?
どうも!書き込みありがとうございます。
実に得難い30年前の情報をありがとうございます。
今でも充分おしゃれだと思いますよ。
本場英国カレーにひけをとらない雰囲気だと思います!
また行きたいなー。
上田の方からのレポート写真付きで読ませいただきありがとうございます。我々仲間内で毎度通る度にあの怪しいカレー屋の話はつきません。やっぱり店内に入っても怪しいカレー屋ですね。オーダーと違うメニューが出てくるし、これたま怪しい店ですね。
運び屋さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
なんか懐かしいですね。
僕も今では本場英国風カレーを語れるようになりました。
上田でもおいしいカレーを食べられるのですが、
まだ当地(シカゴ)では見つからず口寂しい思いをしております。