母校の「さよなら同窓会」

6年間通った小学校が今年度いっぱいで統廃合されることになりました。
校舎はそのまま使われるようですが、学校の名前は変わってしまいます。
このたび「さよなら同窓会」が開催されたので、僕も参加させていただきました。
雨も強かったので、時間まで駅前のアーケードでコーヒーでも飲んでいようかと思っていたんですが、既に同窓会ムード満点の着飾ったマダム集団に遭遇してしまい、一気に気分が高まりました。交差点の先には、雨の中たたずみながら同窓会のポスターを眺めるおじいさんも。みんな、それぞれの思いを胸に、母校へ帰っていきます。

学校へは受付開始の30分以上早く着いてしまいましたが、係の方に案内していただき、ちょっと早めに入れていただくことができました。

玄関を入ってビックリ。正面の一等地にあったはずの卒業制作がありません。
貴賓室が造られたようです。

僕たちの卒業制作は体育館へ向かう廊下の途中に移動されていました。




思い出をたどりながら、学校の隅から隅まで歩いてみました。
現場でしか感じることのできない雰囲気、そしてにおい。
「におい」が思い出とこんなにも強くリンクしているのかと改めて感じました。
そこへ、おいしそうなにおい。給食の時間!

今日は残さなかったよ!と、栄養士の先生へうれしそうに食器を見せる女の子、
何をやらかしたのか先生に怒られてる男の子、おかわりに並ぶ子供たち、
食事が済んで、水道に並んで歯磨きしている姿、、、今でも一緒だ!
授業参観では、きれいな若い先生にひかれて1年生の教室へ。
学活の時間で、千羽鶴をみんなで折りましょう、という授業だったのですが、途中から先生に導かれ、子供たちに千羽鶴の折り方を教えるお手伝いをさせてもらいました。
最近は安全管理上の理由から、知らない人とのコンタクトを避けるよう教えられていると聞いていたので、もしかしたらとっつきにくくなっているのでは、と思っていたのですが、学校の中の子供たちはとても素直で、眼をきらきらさせて折り紙にチャレンジしていました。
みんな、僕のなまえ「しおいり」が珍しかったらしく、「しおいりさん、しおいりさん」と親しく呼んでくれたのがすごくうれしかったです。

このような機会を設けてくれた関係者のみなさんには本当に心から感謝です。
僕はこの学校で育つことができて幸せでした。

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