毎年この時期に発表される「今年の漢字」。今年で第11回めになるそうだけど、京都清水寺で書かれるおっきな揮毫が今ではすっかり年末の風物詩になってますよね。
今年の漢字が「愛」に決まったと昨日のラジオできいて、あ、いいな、と思いました。
阪神大震災の「震」に始まり、食中毒の「食」、大型倒産続出の「倒」、毒カレーの「毒」なんか最低。世紀末はお約束どおり「末」。シドニー五輪で「金」と、一瞬明るくなったものの、翌年はアメリカ同時多発テロの「戦」。続いて拉致被害者の帰国で「帰」。タイガース優勝で「虎」なんて年もありました。そして、去年は災害多発で「災」・・・。
よくもここまで一文字で表現できるものだな、と改めて漢字のすごさを感じます。
でも今朝の新聞に出ていた論評では、願望も含めての「愛」なのではないのかと書かれていました。確かに、ここ数日、子供が殺される事件が続きすぎ。あ、またか、と、そんなニュースに慣れていっているような気がして怖い。
みんなが愛し合えば、世の中きっとまぁるくなるのにね。