午後、有線放送で火災通報。今度は地元だよぉ。
早速出動。
けっこう出足悪いな、と思っていたら、まもなく若手が3人集合。ちょっと、いつもとは違うメンバー。今日も、ハンドルは僕が握る。
山のふもとに煙が見える。無線もケータイもバッテリ切れ。とりあえず煙の方に向かって…と思ってたんだけど、どうも道を間違えたみたい。でも結果的には裏から入ったのが正解で、現場直近することができた。
すでに地元、三班が地下式貯水槽より可搬ポンプで放水中。
南部署も2台到着しているが、放水体制はとっていないようだ。
どうやらけが人がいるらしい。お年寄りだ。熱傷用のシートにくるまれている。意識もない。緊張感が走る。
現場は、廃れたぶどう畑。下草を燃やしているうち、積まれていたワラ束に燃え移ってしまったらしい。果敢にもお年寄りの方が火を消そうとがんばったようだが、煙にまかれて気を失ってしまったようだ。たまたま犬の散歩をしていた人に発見され、通報されたからよかったけど、そうでなかったらと思うとぞっとする。
お年寄り一人での焚き火はとても危険だ。周囲の人も、よく注意して欲しい。また、不幸にも火が大きくなってしまっても、自分で始末しようとはせず、早く逃げて、助けを求める勇気をもってもらいたい。
本日の出動、16名。人員、機材異常なし。